住宅ローンのリスクヘッジ
皆さんこんにちは!
不動産取引はコロナ感染症の影響によって一時期落ち込みましましたが、リモートワークの定着などで住み替え需要が増えている一方、ウッドショックやら円安によるコストプッシュインフレ(輸入品価格上昇)もあって需要が供給を上回り価格が上昇傾向です。
この状況で不動産は「買い」かどうか?
損得だけで考えると「わかりません」としか言えません。
住宅の購入は資産形成ですから損したくないという思いも当たり前のことなのですが、不動産価格上下や金利の上下を見極めて買い時を狙うのは難しいことですよね。過去を振り返るとバブル崩壊、リーマンショック、消費税アップ、東日本大震災などがあったわけですが、正確に予測して動けた人はいないです。
何のために不動産を購入するのでしょう?
自己の居住用に購入するのであれば、向こう数十年この町に住みたい! これから数十年をここで幸せに暮らしたい! と思える物件があるなら「買いたい」ですよね。
不動産屋が言うと説得力が無いかもしれませんが、「買いたいものを買う」というスタンスが基本でいいのではないのかなと思います。
住宅ローンを組んで住居を購入するのはいつの世もリスクです。しかし住居を購入しないのも同様にリスクです。
不動産を購入しローンを完済すればご自身の住まいが保証され資産として残りますが、賃貸に住み続けると、ただただ賃料を支払うだけで、将来住む場所の保証は手に入りません。
購入リスクの一番はローン破綻です。
以前から注意喚起していますが、住宅ローンは借入額上限の審査が甘く借り過ぎてしまう傾向にありますので、買う場合は余力を残して物件を選びましょう。
数年前に住宅ローンを組んだ人は、コロナの発生もウクライナ問題勃発も予測していなかったわけで、金利上昇は当面訪れないと誰もが思う状況だったわけですよね。
その人たちのうち、今が金利上昇局面だとみて固定金利に借り換えている人が増加しているそうです。今後本当に金利が上昇していくかどうかわかりませんが、今のうちに動けている方は余力をもって購入した人なのでしょう。
ライフステージに合わせて不動産を購入する。ただし決して限界まで借り入れないで余力を残す。
そうすれば必要以上に怖がることなく思いを実現できるものと思います!
どうぞご相談ください!